住宅エコポイント関心層 / 日経BP

住宅エコポイント 調査 リフォーム 特集:住宅エコポイント リフォーム意向がある住宅エコポイント関心層のうち、40%以上の人が開口部(窓・ドア)のリフォームを検討している。――ケンプラッツが2010年2月から3月にかけて実施したアンケートで、こんな結果が明らかになった。

 リフォームを考えている部分としては、開口部が最も多く40.2%だった。窓のエコリフォームは、住宅エコポイント還元率が高く工事も比較的簡単だ。今回のアンケートでポイントが高いのもうなずける。

 開口部以外でリフォーム意向が強かったのは、「居室(リビング・子供部屋・寝室など)」「キッチン」「浴室」だ。いずれも回答者の30%以上の人が検討していた。

 リフォームの趣旨別でみると、省エネ・エコ改修(断熱改修など)を検討している回答者が70%近くを占め、他の選択肢と比べても圧倒的多数だった。

 ケンプラッツでは、2010年2月16日から3月31日にかけて、住宅エコポイント解説冊子の無料プレゼントを実施した。プレゼントの条件としてアンケートに回答してもらった。調査結果は、応募者(アンケート回答者)のうち、今後リフォームを検討している1558人の回答を集計したものだ。

「開口部だけリフォーム」は回答者の10%強

 開口部のリフォームを考えている人のうち、開口部だけのリフォームを考えている人は29.1%だった。つまり、開口部のリフォームを考えている人の70%以上が、合わせてほかの部分のリフォームも検討しているということになる。なお、回答者全体のなかでは、開口部だけのリフォームを考えている人の比率は10%強*である。

* 開口部のリフォームを検討している人は回答者全体の40.2%。このうち開口部だけのリフォームを考えている人は29.1%であり、全体を分母にすると、開口部だけのリフォームを考えている人は11.7%ということになる。

リフォーム予算と連動しない、開口部のリフォーム意向
 予算別でみたリフォーム意向はどうか。回答者を予算額別に「200万円くらいまで」「500万円くらいまで」「500万円以上」の3グループに分けて、リフォームを考えている部分ごとに集計してみた(図4)。すると、全般的に予算が多いほどリフォーム意向が強まる傾向がみられた。ただし開口部のリフォーム意向が最も強かったのは、予算が最も少ない「200万円くらいまで」のグループだった。

 住宅エコポイントについて「何も知らなかった」と回答した人のデータも抽出してみた。開口部のリフォーム意向がある人は28.9%で、全体平均より10ポイントほど低い。一方、エコ改修の意向のある人は68.4%と、全体平均とほとんど変わらなかった。

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