帰化手続

帰化は自分の以前の国籍を失って、新たに日本国籍を取得することをいいます。

■ 帰化?永住? どっちがええの?

「帰化」にするか、「永住」にするか、迷っている方のために、
帰化と永住の異なるところを説明します。

一般には、帰化は自分の以前の国籍を失って、
日本国籍を取得することをいいます。これに対し、
永住は今の国籍を失わないのですから、
日本国籍を取得することはできません。

また、申請先が「法務局」と「入管」という差異もあります。
そして、「帰化」して日本国籍を取得すれば、もはや外国人ではありません、
日本国民として、選挙権を取得します(憲法15条1項)。

ただ、見た目が外国人のままですから、外国人と誤認されることはありますが、
法的には日本人です。

なお、基本的には、帰化手続きのほうが手続に時間がかかりますので、
銀行の融資などで急ぐ方は、ひとまず、永住申請されるとよいでしょう。

なお、素行条件については、刑事責任の既往歴や、
納税義務の履行状況も審査の対象となります。

それから、帰化には普通帰化と簡易帰化があり、
ご自身がどちらに該当するかも確認が必要です。

さらに、書類作成のポイントとしては、虚偽を記入しないことです。
当たり前のことのようですが、本人が気づかないまま、
事実に反する記入をしてしまうことがあり、
審査官の心証を害することもありますのでくれぐれもご注意ください。

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