合板代替品の供給を拡大、震災前の価格で / 日経BP

建築用合板を代替できるパネルの供給を木材製品の開発販売を手掛けるエーディーワールドが拡大する。麦わらを圧縮して板状に加工した「OSSB」を中国で増産、輸入する。供給量は、2011年6月までに5000m3、7月から12月に2万m3。その後12年からは、新工場を稼働させてさらに拡大する予定だ。

 日本合板工業組合連合会によると、国内における合板の供給は、宮城県石巻、岩手県宮古、岩手県大船渡の3市で全体の約3割を占める。現在、被災しなかった合板メーカーが増産体制を整備し、震災前とほぼ同水準の生産量の確保を進め、「緊急復興や仮設住宅の需要には応えられるようにしている」(同連合会)。また輸入を増やす動きもある。しかし、国内の建築向け需給は依然としてタイトだ。

 エーディーワールドは、「OSSB」の販売を10年に開始、主に家具や内装材などの高付加価値品として供給してきた。今回、震災による合板不足に対応し、その代替品としての供給を大幅に増やすことを決めた。価格については震災前と同じ約5000円(2430mm×1200mm×11mmパネル1枚当たりの設計価格)に据え置く。「一部の輸入企業で見られる値上げを見込んだ出荷控え」(同社の代表取締役社長の平澤潤子氏)といった投機的な動きを抑えることにもつなげたいという。OSSBパネルの原料は、麦を採った後に残る麦わらであり、木材に比べて材料価格が変動しにくい。ホルムアルデヒド放散量の基準で国土交通省の基準を満たした製品ではないが、実測でF☆☆☆☆の1/3以下である。

 同社は、被災者向け施設にもOSSBを供給している。例えば、大阪市がインテックス大阪に開設している一時避難所だ。5月まで被災した人工透析患者とその家族、約1000人を受け入れている。ここに、同社は2500枚のOSSBを間仕切り壁として供給した(100枚は無償提供)。「麦わらの素材感が患者の心を安らげると考えた」(平澤氏)。

 エーディーワールドは、インテックス大阪で使った後のOSSBを一時避難所の解体後に有効活用する方法を検討中だ。その一つとして、大阪市立大学の建築学科の学生向けに提供してワークショップに使用してもらう。そのほかの利用方法も募集している。

 同社自身も福島県南相馬市などに銘木のショールームや物流センターを構えており、建屋や人的な被害はなかったものの、銘木事業を停止せざるを得ない状況にある。OSSBの販売を通じて、同社にとっての新規事業分野を拡大するとともに、被災者支援にも貢献していく。

「OSSB」による間仕切り(写真:エーディーワールド)
麦わらの素材感を生かした(写真:エーディーワールド)

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