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「餃子の王将」でおなじみの王将フードサービス。2010年3月期の連結純利益は前期比12%増の36億円の予測。外食産業不振の中にあって快進撃を続けている。王将が提供する餃子は1皿210円(関東では231円)という低価格。味もいい。この餃子の値段から、同社の好業績の秘密を探ってみたい。

話をわかりやすくするために、王将の餃子を200円とする。それに対して私が時折立ち寄るラーメン屋・A店の餃子は400円だ。王将の倍だが、それでも世間相場並みの金額だろう。

1000円の予算内なら、王将では5皿、A店では2皿食べられる。王将の餃子も、A店の餃子も味わいたいと思えば、「王将3皿・A店1皿」「王将2皿・A店1皿」「王将1皿・A店2皿」という組み合わせ方もある(図参照)。

予算1000円、王将とA店の餃子の組み合わせは?

A店が600円に値上げすると、A店で1皿食せば王将で食べられるのは最大2皿。つまり、王将の餃子の量を減らす必要がある。その場合の満足度を左右するのは、A店と王将の味の違いなのだ。

王将の餃子を減らしてもいいと思えるほど、A店の餃子がとても美味しければ、A店の1皿を最優先する。しかし、王将のレベルが高くA店の味と拮抗していれば、「王将の餃子を会社の帰りがけに5日間で1皿ずつ楽しんで予算を使い切ったほうが、いい」ということになるはず。

需要と供給のバランスがちょうどよく、最大限に機能することを「最大効用」という。いま見たケースだと、王将は餃子の味と価格のバランスが「最大効用」していると言い換えられる。これこそが、客が入る理由であり、餃子の王将が快進撃を続ける秘密なのである。

王将の餃子はボリュームがあり、豚肉、鶏肉は国内産の生を使用、手巻きは店舗で行うなど、品質や手作り感も大事にしている。客からすれば、安くて美味しく、チェーン店では得にくい家庭的な雰囲気も味わえ、リピーターになりやすい。すると大量仕入れによってコストは低下し、利益率はアップ、業績は良好になる。

会計的な指標も見てみよう。

たとえば、先々の生産や販売のために保有している資産が売り上げになるまでの日数を表すのが棚卸資産(在庫)回転日数(棚卸資産÷1日当たり売上高)だ。全産業の平均が40日なのに対し、王将フードサービスは1.4日と、際立って高い水準を誇っている。餃子という大衆中華料理をメーンとした商売ならではかもしれないが、その効率のよさが営業利益率(営業利益÷売上高)11%という高収益体質につながっている。

しかし、前述のとおり、餃子の王将では手作りにも重きを置いており、店内はオープンキッチンで中華鍋を振る姿を目の当たりにできるし、威勢のいい声も飛び交う。前回、厨房に1本の包丁も置かず、効率性を計算し尽くしたサイゼリヤについて述べたが、それとは対照的だ。

また、500を超える王将の店舗には共通のメニューのほかに、各店オリジナルのメニューもある。開発は各店に委ねられており、手間もかかる。効率性とは逆をいく戦略といえるが、実はここがポイントだ。地域によって客層も文化も異なる各エリアに合わせた店づくりを行うことが、売り上げを維持するための推進力となるのだ。そんな独自メニューの開発に時間を割いて収益力をアップするのも、ある意味で効率的な経営といえよう。

今後も快進撃は続くのか。土地や厨房設備などの固定資産回転日数(固定資産÷1日当たり売上高)は281日で、平均を下回る。オーナー制度を導入して新規出店に力を入れているのは、固定資産への投資を減らし、さらなる高収益体質への脱皮を図っているのかもしれない。

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グラスワインが100円、サラダやパスタは200円台からという超低価格で売り上げを伸ばしているレストランチェーンが、サイゼリヤだ。なにせ2人で飲んでたっぷり食べても3000円前後。それに契約農家から仕入れた採れたて野菜、本場イタリアからの食材直輸入など、味や品質にも力を入れているから、そこそこおいしい。

なぜ、これほどまでの低価格でサービスが提供できるのだろう。まずは本職の会計士としての視点で、サイゼリヤの投資の効率性からチェックしてみよう。

事業投資には在庫投資と設備投資があり、その効率性は前者だと棚卸資産回転日数、後者は固定資産回転日数で測ることができる。棚卸資産は生産や販売のために保有している資産で、原材料や半製品、仕掛品などがある。一方の固定資産は長期にわたって事業活動に使用する資産で、土地や機械などが挙げられる。いずれも回転日数が短いほど効率よく売り上げにつながっていることを示す。

実際、棚卸資産回転日数の全産業平均40日に対してサイゼリヤは14日、固定資産回転日数は同200日に対して179日で、いずれも平均をかなり下回っている。それだけ事業投資を効率的に行っているからこそ、営業利益率(営業利益÷売上高)8.8%の高収益体質をキープできているのだ。自己資本比率(純資産÷総資産)が85%と極めて高水準なのも、高い投資効率の賜物といえよう。

しかし、事業投資の効率アップも確かに必要なのだが、最も重要で、かつ最も難しいものがある。それは人件費の効率見直しだ。「そんなことはないんじゃないか」と疑問に思った読者のあなた、ぜひ別図にある問題に挑戦してもらいたい。

これは「動作研究」を考えるための設問である。正解、つまり会社の利益に貢献している行動=付加価値動作は(3)と(4)だ。(1)の移動は「必要動作」で直接利益は生んでいない。(2)は書類の管理が行き届いていないために生じるもので、仕事の効率を下げる「遅延動作」でしかない。そのほか、倒れかけた書類の山を支えるような「無価値動作」もある。

実はそうした遅延動作や無価値動作にもコストが発生している。年収600万円のビジネスマンが、1日8時間、年間250日働いた場合、「600万円÷(250日×8時間)」で、時給は3000円と計算される。さらに、それを60で割ると、分給が50円とわかる。つまり、たった1分の無価値動作が50円ものコストの無駄遣いにつながるのだ。多くの人はここまで意識していない。だからこそ、必要動作を極力減らしつつ、無価値動作ゼロを目指す工夫が大切なのだ。

翻ってサイゼリヤはどうか。私がオーダーしてから2分とかからず生ビールとサラダが目の前に並び、その2分後には前菜のプロシュートがサーブされた。店員は厨房に戻る途中に別のテーブルでオーダーをとり、さらに別のテーブルから食器を下げていた。そのとき広い店内には店員2人だけだったが、どのテーブルも片付けられ、待ちくたびれて不機嫌そうな客は皆無だった。

見事なまでのスピーディーなオペレーションは、無価値動作の排除と、必要動作の削減を徹底した結果だろう。もちろん厨房内の動きも迅速であり、そのための作業効率が計算しつくされている。その象徴が、あらかじめカットされた野菜が各店舗にデリバリーされ、厨房には包丁がないことである。そうやって温かい料理が温かいうちに供されることで、客の満足度は高まり、ひいてはリピーター客の獲得にもつながって、先に見たような高収益に結実しているのだ。

明日からは、オフィスを歩くスピードを速めてみてはどうだろう。

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 公害問題を克服して政府の「環境モデル都市」にも選ばれた北九州市は本年度から、響灘(ひびきなだ)埋め立て地(同市若松区)への風力発電関連産業の誘致を本格化する。埋め立て地への進出企業に設備投資額の最大14%を補助する助成金制度も4月に創設しており、発電用風車の製造工場や部品工場、実証実験施設などを集約して国内最大の製造拠点を目指す。

 響灘埋め立て地は、工場用地などとして利用可能な遊休地が福岡ドーム31個分(約220ヘクタール)ある。岸壁やコンテナターミナルも整備されており、羽根1枚が40メートル以上と部品の大型化が進む発電用風車の製造拠点として「最適の立地」(市の担当者)という。

 日本海に面した響灘埋め立て地は年間を通じて安定した風が吹くことから、民間企業2社が計11基の風車を設置し、発電を行っている。北橋健治市長は「風力発電は世界で年率30%の成長を誇る一大産業。環境とアジアをキーワードとする市の成長戦略にぴったりだ」としている。

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