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環境省は12日、「国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律」(環境配慮契約法)に基づく基本方針に示す5つの契約類型に新たに加える「産業廃棄物処理契約」の契約方式について、除算式の総合評価落札方式の採用をやめ、入札参加資格を満たす者の中から価格に基づき落札者を決める「すそ切り方式」を採用することを決めた。今後は入札参加資格を検討する。2013年2月ごろの閣議決定を見込む改定基本方針に産廃契約を契約類型の一つに盛り込み、あわせて解説資料と解説資料の参考も作成して、同年4月からの国や独立行政法人の契約で適用を始める。
                  
 同省は12年度の産廃契約の検討で、除算式の総合評価落札方式とすることを基本に据え、13年度に評価項目や評価基準、評価項目の配点比率などを検討するとしていた。

                   
 その後、財務省と包括協議の調整を進めた結果、現段階では具体的な温室効果ガスの環境負荷削減効果が算定できず、環境負荷低減要素と価格のバランスがとれるものの特定が困難と判断。総合評価落札方式の採用を見送ることにした。このため、基本方針の別の契約類型で採用しているすそ切り方式が次善の策として適当との結論に至り、温室効果ガス削減効果を適切に算定できるようになった時点で、契約方式を再検討する。

                     
 入札参加資格は、入札参加者の温室効果ガス排出削減や適正な産廃処理の能力・実績などとする方向。具体的には、事業者の排出ガス対策・低騒音型建機の導入割合や、省エネ機器・設備の導入状況など環境配慮の取り組み、電子マニフェストへの加入など優良基準の適合状況を基本に、すそ切り方式に採用する要素を固めていく。

         
 発注時の具体的入札条件・参加資格は、今後策定される基本方針を参考に、処理する産廃の特性を踏まえ各発注者が設定することになる。

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 国土交通省の建設産業戦略会議(座長・大森文彦弁護士・東洋大教授)がまとめた『建設業の再生と発展のための方策2012』に対する声が各所から聞こえ始めた。個別の方策を評価する一方で、切り込み不足の感は否めず、企業自らが自立して建設業の抱える課題を解決する時期にあるという業界からの厳しい指摘もある。ことし2月に会議を再開し、計8回の会合の中で交わされた議論はどのようなものだったのか。方策2012を読み解いていく。
                 
 大森座長は、『建設産業政策2007』『建設業の再生と発展のための方策2011』と今回の「同2012」の3つが連動していることを強調し、特に方策2012は東日本大震災によって激変した環境や顕在化した問題点を踏まえて方策2011に一部新たな方向性を加えたと話す。海外展開やCM(コンストラクション・マネジメント)方式の活用、下請企業評価制度の構築など、建設業が目指すべき姿を実現するために示された複数のキーワードについて、「一つひとつの対策については、もっともなことを言っていると思う」(業界関係者)と評価する声もある。
                  
 政策2007では大転換期の構造改革と題して、大きな方向性を打ち出した。これを受ける形の方策2011では、地域や人材に目を向けながら、社会保険未加入対策に代表されるとおり、「社会的規制の強化により建設業の再生を図る」(国交省幹部)ことを打ち出した点で大きなインパクトを与えた。
                  
■過剰構造 切込み不足
                  
 方策2012は、社会保険未加入対策をさらに徹底しながら、「人に入ってきてもらって産業として発展していく」(同)との思いを込め、“足腰の強い建設産業の構築”“多様なニーズ・役割への対応”という目指すべき姿を前面に出し、特に人材、下請企業、地域社会に目を向ける姿勢をいままで以上に鮮明に打ち出した。
                      
 ただ、政策2007の方向性を、その後の方策に落とし込んでいく中で、「(供給過剰構造という根本問題への)切り込み不足は否めない」「官側の政策に期待する時代ではないのかも知れない」といった業界関係者からの厳しい声も各所から上がり始めている。方策2012で示された方向性は抽象的で、全体像を把握しにくいのも否めない。
                      
 人口減少や建設投資が縮小傾向にある中で、「建設業の構造そのものに切り込む議論が、いま必要ではないか」(業界関係者)との意見も根強い。
                          
 方策2012では人材確保が最重要テーマになるが、それには企業が社員に対して適正な報酬を支払うことが前提となる。
                   
■低価格入札と低賃金
                       
国交省の分析によると、技能労働者の賃金水準は、1997年の年収が437万8000円だったのに対して、2010年には364万5000円にまで低下している。背景には建設投資の大幅な減少に伴う受注競争の激化があり、都道府県を例に低価格入札案件の発生率を見ると、05年が4.7%だったのに対して、10年には29%にまで上昇するなど、低価格入札と低賃金の関連性は無視できない。言い換えれば価格偏重の修正なしには、人材確保の問題を解決することは難しい。
                     
 今回の方策2012に対して、「騒ぎ立てられたくない」という声が国交省の一部で漏れ聞こえてくる。明確に示すことで、かえって方策の実行を抑止する力が働きかねないことへの懸念と言える。ある業界団体の幹部は「来年7月の参議院選挙では、建設業界を代表して地方の声を吸い上げてくれる人に対して統一見解を出し、支援する」と明言しており、方策実行の難しさを物語っている。
                             
 ただ、方策2012を読み解いていくと、その中には供給過剰構造の是正、価格競争の方向修正も念頭に入れた委員や国交省の考えが表れている内容もある。

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国土交通省の建設産業戦略会議(座長・大森文彦弁護士・東洋大教授)は10日、「建設産業の再生と発展のための方策2012」をまとめた。昨年6月に策定した方策2011を深化させるとともに、東日本大震災を踏まえた新たな方向性を加えた計5分野の方策を抽出。人材や企業を適切に評価する姿勢をこれまで以上に鮮明にし、CM(コンストラクション・マネジメント)方式といった新たな事業ニーズに対応した契約方式の確立や、海外受注高も現行目標を見直し20年度に2兆円以上を達成する方針を打ち出した。

                    
 建設投資の減少に伴う受注競争の激化は、建設業許可業者数が減少する一方で、就業者の営業職が増加傾向にある状況からも推察でき、大森座長も「中核業者に営業マンが偏る状況は、産業として好ましくない」との考えを示した。国交省も建設生産システム全体の中で人や企業を適切に評価し地域社会の維持や人材確保に焦点を当てる姿勢を鮮明にした。

                       
 方策では、人を大切にする施工力のある企業が『優良な建設企業』として評価される競争環境のあり方に言及。その際に法令順守と不良不適格業者排除の徹底だけでなく、将来的にも担い手となる評価のあり方も検討事項に挙げた。背景の一つとして、各等級の1者当たりの契約件数(10年度)を見ると、A、B、Dの各ランクは00年度の3−4割程度にまで減少しているものの、Cランクは7割程度にとどまり、地域社会の維持に資する事業の多いCランク工事で競争環境が厳しくなっていることが挙げられる。

                  
 優良な建設企業の評価については、方策2011に盛り込んだ業種区分の見直しの際にも考慮すべき視点とするよう求めている。
 専門工事業者も同様の観点から評価の仕組みを導入し、公共工事の発注者だけでなく、民間工事でも元請企業が下請契約の選定に活用することを視野に入れるべきと指摘した。

                   
 技能労働者の処遇改善の取り組みでは、方策2011の社会保険未加入対策をさらに徹底するとともに、保有する資格や工事経験などの情報を蓄積して『見える化』する仕組みの構築を検討していく。

               
 一方、発注者側のマンパワー不足を補うために確立する『日本型CM方式』は、大手ゼネコンの活躍に期待を寄せる声も多い。被災地で試行するモデル事業の運用を踏まえて一般的に適用できるよう標準化することを視野に入れるとともに、経営事項審査における完成工事高への計上や監理技術者の配置要件など入札契約制度、建設業法での取り扱いを検討していく。

                     
 海外展開も、現行の新規年間海外受注高1兆円以上という目標が11年度で達成見込みであることから、20年度に2兆円以上という目標に改めた。大手建設企業だけでなく、地方・中小企業も海外へ進出できるよう、成功事例を共有化するための場を設けるなど、多角的に支援していく考えだ。

                  
 大森座長は「(方策2012案は)抽象度の高い方向性となった。今後は案をベースに制度化を検討し、実行していくことになる」と語った。

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